2010年10月17日日曜日

和菓子作り体験を開催しました

秋のさわやかな気候の中、和菓子作り体験に参加しました。

まずは昼食。鰻の老舗「川豊」さんのお店に入ると
食欲を誘う香ばしいいい匂い。静かなお部屋で
日頃の忙しさを忘れ、ゆっくりと食事をしました。

うなぎの昼食。

豪華なうなぎの昼食。



次に、「なごみの米屋」さんへ移動。

開始までの時間、新勝寺へお参りに。
この日はお祭りがあり、数か所のイベント会場で、三味線やバンド
などが披露され、数々のお店や大勢の人々で大賑わいでした。

ここで和菓子作り体験を。

なごみの米屋總本店に隣接する成田羊羹資料館
レトロな外観がステキです。
 



そして本日メインの和菓子作り体験。

わたしももちろん、初めての方が多かったのですが、先生の
丁寧な指導のもとスムーズに作業が進み、「栗時雨」「熟し柿」
の季節らしい2種類の作品?が出来上がりました。


その2  その3

材料を混ぜ合わせた生地で餡を包み、細かく砕いた栗を付けていきます(写真左)。
そして蒸し器に並べ一気に蒸しあげます(写真右)。
するとホロホロと崩れるような口当たりの「栗時雨」が完成!



その1  その4

「熟し柿」の餡を包む"ういろう生地"。
蒸し器で蒸し、熱いうちに一つに揉みまとめます(写真左)。
柿のヘタも一つ一つ手で形を作っていきます(写真右)。
"下手"な方が"ヘタ"らしく仕上がるそうです(^^;)



ケースに入れるとお店に並べられるような素晴らしい
出来栄えで、家に帰り、家族でおいしく頂きました。

店頭のお菓子みたいです。

店頭のお菓子みたいな出来栄え!


成田名物の鰻を食べ、成田詣をし、和菓子の名門「米屋さん」
での和菓子作りと成田を満喫した1日となりました。

(参加者)

2010年8月1日日曜日

加賀蒔絵 ・ 絵付け体験を開催しました


8月1日千葉市生涯学習センターで、辻石齋先生ご指導の下、
加賀蒔絵の絵付け(貝香合の蒔絵製作)体験に参加しました。



ノネズミの毛の筆と赤漆で下絵をなぞるのですが、あまりの難しさに手が震え、
自分の不器用さを少し残念に思いながらも、集中する作業は楽しかったです。


下絵が施された大ハマグリの貝。かなり大きい。


  

まず、黒い紙に朱漆で細い線を引く練習(左)。線の太さを変えないまま直線を描くのが難しい。
慣れてきたらいよいよ貝の下絵をなぞってみることにトライ(右)。


 

一通り線を描いたら先生が金粉を蒔いて下さいました(左)。当日は銀粉もご用意下さいました。
先生のご好意により、金粉を蒔く作業に自ら挑戦する参加者もいました(右)。
 

今回の体験を通じ、お道具がもつ、日本の美と技術の
深さにあらためて心いたし、よい経験となりました。

 

丁寧にご指導くださった辻先生、サポートくださった
役員の皆さま、ありがとうございました。


熱心に蒔絵の説明をされる辻石齋先生。

2010年6月26日土曜日

和紙漉き体験を開催しました


6月26日、東京日本橋にある小津和紙にて紙漉体験に参加させていただきました。

ビルの合間を歩き本日体験する、小津和紙さんへ、昔ながらの
建物を想像していましたが着いてみると、近代的なビルで驚きました。
 
  

小津和紙さん。モダンな外観のビルの中に、昔ながらの工房が。



  到着するとすぐに紙漉体験と和紙のお話を聞きました。
手漉き和紙の主な原料は、楮(こうぞ)三椏(みつまた)雁皮(がんぴ)
の3種類だそうで、店先に植えてあり、実際に見せていただきました。


和紙の原料を見せていただく。


和紙が出来るまでは原料の刈り取りから完成まで1年がかりと言うことでした。

(1)楮の刈り取り→(2)蒸す→(3)皮はぎ→(4)晒す→(5)煮熟→
(6)灰汁ぬき→(7)ちり取り→(8)打解→(9)紙料作り→(10)紙漉→
(11)床に積む→(12)圧搾→(13)乾燥→(14)検品・完成! 


たくさんの工程があることを知り勉強になりました。
 

私たちは、紙漉からの参加ですが、やはり漉くのは職人技で
あり、大変だと実感、いつになく真剣な時間となりました。

 

紙漉きに挑戦。


職人の方に手伝っていただき、紙漉が終わると漉き板から紙をはずします。
この時も破れないか緊張の一瞬でした。


漉き板から和紙をはずす。緊張のひととき。
 


圧搾は、吸引機を使い2人係で水分を抜きました。

そして乾燥、熱い鉄板に貼って乾かすのですが、貼る作業も職人技です。しわの
無いように刷毛でのばすのは難しいです。紙が薄くなればなるほど難しいそうです。

 

和紙を乾燥させ、刷毛でのばす。これまた緊張のひととき。



1人1人、漉き方によって厚み等が違う物が出来上がり、まさしく
この世に一枚しかないものとなり、綺麗な仕上がりに感動しました。

また、店内には様々な和紙があり、和紙工芸もあり、
貼り絵や金唐紙、和紙で出来たドレスも・・・! 


和紙工芸の数々を鑑賞。


 

お店の中の資料館では和紙に関する資料が展示されています。



お店の方にご説明いただきつつ見学。



なかなか普段体験する事が出来ない、紙漉に参加でき、楽しい日となり、
茶道でお礼状など書くときなど今日の体験を思い出すと思います。 

ありがとうございました。 

2010年5月23日日曜日

平成22年度総会と講演会を開催しました


梅雨の気配が感じられる空模様の中、大勢の会員の皆さまにお集まりいただき、
また千葉県支部より諸岡支部長、阿地副支部長、合田事務長にご出席いただき
まして、平成22年度総会が開催されました。



総会に先立ち、諸岡支部長より青年部に所属する一人
ひとりの更なる研鑚をとの励ましのお言葉を頂戴しました。


諸岡支部長のご挨拶

年度の活動計画、会計報告と予算、役員人事の議案について、
出席者による承認がなされました。


渡貫部長による年度活動計画の説明
 

 午後から行われた講演会では、京都より表具表装春芳堂
伏原佳道先生にお越しいただきまして、掛軸についてのお話をうかがいました。


最初に資料を用いて、掛軸の各部位の名称をご説明いただきました。
本紙には絹本、紙本があること。一文字や中まわしの裂のこと。
柱の幅や風帯の扱いによって掛軸の格が変化することなどのお話がありました。



道具を手にとって熱心にご説明される伏原佳道先生


後半では、表装に使用される道具を、実際にどのように使っているのかと
いうのを、目近に拝見しながらお話いただきました。糊を出来るだけ薄く
延ばして接着するために、叩く刷毛があることをお教えいただきました。


表装に使用する道具はこんなに多くあります。


本紙を引き立たせるための表装。掛軸を見るときの視点が変わる講演でした。


総会の前と講演会が終わってからの時間には、お呈茶席二席が用意されました。

  


お呈茶席では会話も弾み、和やかな雰囲気の中、
総会行事は滞りなく執り行われました。
 


青年部の各種体験行事で制作された作品を拝見する参加者の皆様



青年部有志14名の方々にお呈茶席などをお手伝いいただきました。
ありがとうございました

2010年2月21日日曜日

茶碗絵付け体験を開催しました

2月21日、茶碗絵付け体験に参加しました。



会場(佐倉市 
うわたき陶芸教室)に掛けられた窯名の額も陶板でした

  

佐倉焼の上瀧先生によるご説明を伺う参加者一同




上瀧先生御自身が、私達の為に1つ1つロクロで成形して下さった素焼きに、
花びらや葉の形に切った不織布を置き、筆を用いて顔料を染み込ませ、
絵付けをしていきました。(何と顔料は金を含んだものも!)





上瀧先生にご用意いただいた素焼きのお茶碗


染付に用いる不織布を切り抜き、型紙としていきます
 
その布をまた重ねる事で色も濃くなり、
別の模様となる変化はとても魅力的になるのですが、
チョークの様に触ると顔料がとれてしまうので扱いも難しく、
規則的な模様は感性ばかりでなく、
高度な技術を要すると改めて痛感しました。



素焼の茶碗の上に不織布を貼り付け、筆で色を染み込ませていきます


できあがった作品。皆さんの個性が光っています。
先生にお預けして、本焼き作業をお願いしました。
完成が待ち遠しいです。

 
役員の皆様、上瀧先生、
貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
 

(参加者)