2010年5月23日日曜日

平成22年度総会と講演会を開催しました


梅雨の気配が感じられる空模様の中、大勢の会員の皆さまにお集まりいただき、
また千葉県支部より諸岡支部長、阿地副支部長、合田事務長にご出席いただき
まして、平成22年度総会が開催されました。



総会に先立ち、諸岡支部長より青年部に所属する一人
ひとりの更なる研鑚をとの励ましのお言葉を頂戴しました。


諸岡支部長のご挨拶

年度の活動計画、会計報告と予算、役員人事の議案について、
出席者による承認がなされました。


渡貫部長による年度活動計画の説明
 

 午後から行われた講演会では、京都より表具表装春芳堂
伏原佳道先生にお越しいただきまして、掛軸についてのお話をうかがいました。


最初に資料を用いて、掛軸の各部位の名称をご説明いただきました。
本紙には絹本、紙本があること。一文字や中まわしの裂のこと。
柱の幅や風帯の扱いによって掛軸の格が変化することなどのお話がありました。



道具を手にとって熱心にご説明される伏原佳道先生


後半では、表装に使用される道具を、実際にどのように使っているのかと
いうのを、目近に拝見しながらお話いただきました。糊を出来るだけ薄く
延ばして接着するために、叩く刷毛があることをお教えいただきました。


表装に使用する道具はこんなに多くあります。


本紙を引き立たせるための表装。掛軸を見るときの視点が変わる講演でした。


総会の前と講演会が終わってからの時間には、お呈茶席二席が用意されました。

  


お呈茶席では会話も弾み、和やかな雰囲気の中、
総会行事は滞りなく執り行われました。
 


青年部の各種体験行事で制作された作品を拝見する参加者の皆様



青年部有志14名の方々にお呈茶席などをお手伝いいただきました。
ありがとうございました

2010年2月21日日曜日

茶碗絵付け体験を開催しました

2月21日、茶碗絵付け体験に参加しました。



会場(佐倉市 
うわたき陶芸教室)に掛けられた窯名の額も陶板でした

  

佐倉焼の上瀧先生によるご説明を伺う参加者一同




上瀧先生御自身が、私達の為に1つ1つロクロで成形して下さった素焼きに、
花びらや葉の形に切った不織布を置き、筆を用いて顔料を染み込ませ、
絵付けをしていきました。(何と顔料は金を含んだものも!)





上瀧先生にご用意いただいた素焼きのお茶碗


染付に用いる不織布を切り抜き、型紙としていきます
 
その布をまた重ねる事で色も濃くなり、
別の模様となる変化はとても魅力的になるのですが、
チョークの様に触ると顔料がとれてしまうので扱いも難しく、
規則的な模様は感性ばかりでなく、
高度な技術を要すると改めて痛感しました。



素焼の茶碗の上に不織布を貼り付け、筆で色を染み込ませていきます


できあがった作品。皆さんの個性が光っています。
先生にお預けして、本焼き作業をお願いしました。
完成が待ち遠しいです。

 
役員の皆様、上瀧先生、
貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
 

(参加者)



 

2009年10月10日土曜日

練香作り講習会を開催しました

10月10日、松栄堂 人形町店にて、練香作り講習会が開催されました。



香についてのお話を伺える貴重な機会でしたので、
募集が始まると真っ先に申し込み、楽しみにしておりました。
 今回の講習会は、青年部の有志の方の点て出しで一服頂き、
松栄堂 取締役東京支店長 芝原様による約1時間の香に関するお話、
そして練香作り体験というものでした。 松栄堂さんによる香のお話は、
とても分かりやすく、あっという間に時間が経ってしまいました。


香は、歴史が古く、文献に残っているものでさえ、
「日本書紀」にまで遡るそうです。今から、約1,400年も前になります。
一抱えの沈水香木が淡路島に漂着し、島人がそれとも知らず薪と一緒に焼いたところ、
はるか遠くまで香りが届き、その香木を朝廷に献上した事が記されているそうです。
その後は、鑑真和上が「薬」として日本に持ち込み、高血圧や心臓の薬として使われ、
平安時代、江戸時代と、様々な形で生活の中で使われたそうです。
 


お香の原材料


また、香の原料については、沈水香木と、白檀のお話を伺いました。
沈水香木は、樹脂の塊で水に沈み、熱を加えないと香らず、
香として使えるようになるまでには、300~400年もかかるそうです。
主な原産地は、インドネシアやマレー半島など、東南アジア地域だそうです。

一方、白檀は植林が可能だそうです。香水など、
香を作る上でも大きな役割をはたしているそうです。
原産地は、東南アジアや、インドで、インドでは、国営産業にするほど盛んなようです。

様々な物が海外に依存している事を改めて知ると共に、
ベトナム戦争の際の枯れ葉剤、東南アジアの焼畑農業などの影響により、
手に入らなくなってきている原料もあるそうで、
それぞれ個別の問題と思われるような事柄が、
様々なところで関係しているのだと、本当に勉強になりました。


お話の後の練香作りでは、白檀や炭など6種類の原料を、
蜜を少しずつ入れながら、乳棒で練っていきました。



実習風景1 原料に蜜を投入。



実習風景2 乳鉢で練っていく。


私は、乳鉢に入れる原料の量を欲張ったので、
練り固めるまでが大変でした。かなり力も必要でした。
松栄堂の方にもお手伝いして頂きながら、
16個の練香を持ち帰ることが出来ました。



実習風景3 練りあがった香を“丸(がん)”にしていく。
 

自宅にお客様が来る際には、
香を薫いてお迎えする事も「おもてなし」という事も教えて頂きました。
日が経つにつれ、香が変わっていくそうなので、
香の変化を楽しみに、大切に使っていきたいと思います。


 (参加者)
 



できあがったお香。