梅雨の気配が感じられる空模様の中、大勢の会員の皆さまにお集まりいただき、
また千葉県支部より諸岡支部長、阿地副支部長、合田事務長にご出席いただき
まして、平成22年度総会が開催されました。
総会に先立ち、諸岡支部長より青年部に所属する一人
ひとりの更なる研鑚をとの励ましのお言葉を頂戴しました。
諸岡支部長のご挨拶
年度の活動計画、会計報告と予算、役員人事の議案について、
出席者による承認がなされました。
渡貫部長による年度活動計画の説明
午後から行われた講演会では、京都より表具表装春芳堂
伏原佳道先生にお越しいただきまして、掛軸についてのお話をうかがいました。
最初に資料を用いて、掛軸の各部位の名称をご説明いただきました。
本紙には絹本、紙本があること。一文字や中まわしの裂のこと。
柱の幅や風帯の扱いによって掛軸の格が変化することなどのお話がありました。
道具を手にとって熱心にご説明される伏原佳道先生
後半では、表装に使用される道具を、実際にどのように使っているのかと
いうのを、目近に拝見しながらお話いただきました。糊を出来るだけ薄く
延ばして接着するために、叩く刷毛があることをお教えいただきました。
表装に使用する道具はこんなに多くあります。
本紙を引き立たせるための表装。掛軸を見るときの視点が変わる講演でした。
総会の前と講演会が終わってからの時間には、お呈茶席二席が用意されました。
お呈茶席では会話も弾み、和やかな雰囲気の中、
総会行事は滞りなく執り行われました。
青年部の各種体験行事で制作された作品を拝見する参加者の皆様
青年部有志14名の方々にお呈茶席などをお手伝いいただきました。
ありがとうございました