6月26日、東京日本橋にある小津和紙にて紙漉体験に参加させていただきました。
ビルの合間を歩き本日体験する、小津和紙さんへ、昔ながらの
建物を想像していましたが着いてみると、近代的なビルで驚きました。
小津和紙さん。モダンな外観のビルの中に、昔ながらの工房が。
到着するとすぐに紙漉体験と和紙のお話を聞きました。
手漉き和紙の主な原料は、楮(こうぞ)三椏(みつまた)雁皮(がんぴ)
の3種類だそうで、店先に植えてあり、実際に見せていただきました。
和紙の原料を見せていただく。
和紙が出来るまでは原料の刈り取りから完成まで1年がかりと言うことでした。
(1)楮の刈り取り→(2)蒸す→(3)皮はぎ→(4)晒す→(5)煮熟→
(6)灰汁ぬき→(7)ちり取り→(8)打解→(9)紙料作り→(10)紙漉→
(11)床に積む→(12)圧搾→(13)乾燥→(14)検品・完成!
たくさんの工程があることを知り勉強になりました。
私たちは、紙漉からの参加ですが、やはり漉くのは職人技で
あり、大変だと実感、いつになく真剣な時間となりました。
紙漉きに挑戦。
職人の方に手伝っていただき、紙漉が終わると漉き板から紙をはずします。
この時も破れないか緊張の一瞬でした。
漉き板から和紙をはずす。緊張のひととき。
圧搾は、吸引機を使い2人係で水分を抜きました。
そして乾燥、熱い鉄板に貼って乾かすのですが、貼る作業も職人技です。しわの
無いように刷毛でのばすのは難しいです。紙が薄くなればなるほど難しいそうです。
和紙を乾燥させ、刷毛でのばす。これまた緊張のひととき。
1人1人、漉き方によって厚み等が違う物が出来上がり、まさしく
この世に一枚しかないものとなり、綺麗な仕上がりに感動しました。
また、店内には様々な和紙があり、和紙工芸もあり、
貼り絵や金唐紙、和紙で出来たドレスも・・・!
和紙工芸の数々を鑑賞。
お店の中の資料館では和紙に関する資料が展示されています。
お店の方にご説明いただきつつ見学。
なかなか普段体験する事が出来ない、紙漉に参加でき、楽しい日となり、
茶道でお礼状など書くときなど今日の体験を思い出すと思います。
ありがとうございました。