鎌倉彫の三橋鎌幽先生にご指導頂きました。
鎌倉彫とは、彫刻刀で彫り漆が塗ってあり、塗りが主ではなく彫りが
主体であるもの。 起源は、中国から渡来の堆朱などの影響をうけ
鎌倉仏師が仏具を作り始めたのが発祥とされているそうです。
予め先生の方で下絵と難しい箇所を彫ってくださっており、小刀で
下絵の線に深さと幅を持たせ、平刀で平面全体を削りました。
「最初の15分で挫折する方もいらっしゃるかもしれません。
けれど肩の力を抜いて頑張ってください」とのお言葉が
先生からあり、体験がはじまりました。
実際は小刀での慣れない作業に肩や腕・指に力が入り思うように
彫れませんでしたけれど、平刀に移って鎌倉彫の平らな所によく
見られるおうとつ凹凸の景色を彫る頃にはようやく肩の力も抜けて
楽しく彫る事が出来ました。
作業の合間には先生自らのお点前で美味しいお茶を頂戴致しました。
鎌倉彫という普段経験出来ない体験とお茶まで頂戴して至福の時を
過ごさせて頂き、また鎌倉から江ノ電に乗ってちょっとした小旅行
気分で楽しく有意義な一日となりました。
また漆を塗っていただき出来上がりを楽しみにお待ちしております。
先生、ご指導ありがとうございました。
<参加者>